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企画者 横井昭裕

 傘を考えた人にノーベル賞をあげたい者です。

 今回はNHKの番組「プロフェッショナル」から横井昭裕氏の話。
(公式HP)
 http://www.nhk.or.jp/professional/
(今回の内容)
 http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/061026/index.html


●横井昭裕
横井氏はあの有名な玩具の企画者だ。NHK風にいうと”たまご型ゲーム”。
そう”たまごっち”の企画者だ。10年前、世界中で4000万個を売り、
社会現象を生み出したゲームの企画者。そんな横井氏の特集が
やっていたのでレポートとしてまとめたい。

横井氏は現在企画オンリーの会社の社長であり、年商(年間売り上げ?)
は70億円。現在51歳だ。「人を驚かせたい」という気持ちが原動力であり
社長室にはふくろうを飼っているという。それも2羽も。


●「企画の命はトゲ」
 横井氏は「企画の命はトゲだ」と語る。 「トゲ」とは違和感とも言えるものだという。人間は当たり前のものを
見過ごす。違和感があるとき人の目に留まる。トゲがないと見てすら
もらえないのだという。
しかし、違和感をそのままにしておいては違和感で終わってしまう。
「トゲはあるけど、喉越しがいい」ように丸めるのだという。例えば
”メジャーな物と組み合わせる”という丸め方がある。”メジャー8割、
マイナー2割のバランス”という”トゲはあるが、全体としては
受け入れやすいバランス”がベストなのだという。
 そしてトゲこそが感情を動かす原動力なのだという。
たまごっちは”楽しさを追求するゲームに、世話をする面倒くささを
加える”というトゲを持っていた。


●居酒屋での企画会議
 横井は日々の雑談を大切にしている。居酒屋で企画会議を行うことも
少なくない。砕けた話やくだらない話といった間口が広い話、なんでも
ありの会話から自由な発想が生まれる。言ったら恥ずかしいかもしれない
と思うことでも言う場を設けるのだ。


●「平凡な発想も組み合わせればオリジナル」
 横井は子供の頃あそんだ「服などに張り付く植物」(私は「くっつき虫」
と呼んでいた。緑や茶色のトゲトゲの植物のこと。ここでは以降、
くっつき虫で統一する。)をつかった玩具の企画を提案した。
 そこで”くっつき虫”+”キャラクター”という組み合わせによって
新しい玩具を作り出そうとしていた。

●「皆が良いというものは疑え」
 皆が良いというものにはどこか無難さが付きまとうという。
横井は小数でも熱烈な支持者がいるものを選ぶのだという。
キャラクターのデザインとして、社内アンケートで1位のデザインである
アニメ調のキャラクターではなく、2位のシンプルなデザインを横井は
選択した。

●「壁にぶつかったら原点を貫け」
 実際に試作してみると、マジックテープをベースにしたモノでは
実際にくっつく素材が非常に少ないことが分かり問題となった。
的を作り、的にくっつけるゲームにしようという案も上がったが
横井は認めなかった。「壁にぶつかったら原点を貫け」横井が
大切にしている言葉だ。「くっつき虫の何が面白いのか。」そう
考えたとき、的を作るという方向は違うと感じた。
 最終的には、くっつく服も一緒に販売することにした。


●10年間の暗黒の時代
 横井にはヒットが出せない暗黒の時代が10年間あった。
 会社の家賃、社員の給料が重くのしかかった。それは弱気に
繋がった。そしてそれは、メーカーの担当者から意見があると
受け入れてしまうという姿勢になって現れた。最初に面白いと思った
ところがブレてしまうという結果に繋がっていた。
 そんな中、横井にチャンスが訪れた。「新しい玩具の企画が欲しい」
横井はとっておきの企画をプレゼンテーションした。”たまごっち”だ。
暗黒時代の横井を、何時も癒してくれたペットの飼育が原点だ。

 試作品を販売しアンケートを実施したところ、「世話をする時間が
ないとき、一時停止したい」といった意見が多く寄せられた。
メーカーから「一時停止するボタンをつけたい」と言われた。
しかし、横井は受け入れなかった。「一時停止できるなんて生き物
じゃない。これはあくまでペットなんだ。」自分の体験からくる感覚を
信じた。

 日本中が熱狂し、海外にも飛び火し、世界中で4000万個を売り上げた。
 過去の商品は色々な意見を取り入れたために角がなくなっていた。
「企画の命はトゲ」という教訓が生まれた。


●企画という仕事
 売れないということは、面白くないと言われたという事だ。
自分は遊んでくれる人に喜んでもらいたくて仕事をしている。
売れなかったということは、最低の仕事をしたという事だ。
企画者としては死刑宣告に等しい。
 「新しくなければ企画にあらず」と横井は言う。
苦しいけれど、新しいものを創造することこそ企画。新しい事に挑戦
しなければ企画屋ではないと考えている。
 「企画は人間の生き様、全ての総合力が出る仕事」だと横井はいう。

●成功の理由
 自分の好きな言葉に「自分は失敗しない。なぜなら成功するまで
やめないから。」という言葉がある。
諦めなかった、根っこの信念は曲げなかった。それが成功の理由だ。
 自分はずっと背伸びをしていたい。ずっと背伸びをしていると
踵(かかと)が伸びてくる。そうするといつの間にか地面に足が
ついている。するとまた背伸びをするのだ。



●横井の野望
 横井には一つの野望があった。

「ガンダムがずっと売れているのが悔しい。最強のロボットを
作りたい。今考えられる、リアリティのある実現可能な最強ロボットを。」


 横井はロボットの専門家8人を集め、意見を募った。
「機動力がある」「集団で闘う」などがキーワードとして挙げられた。

 社内のデザイナーにロボットをデザインさせた。しかしコレまでの
デザインを抜け出せなかった。どれもどこかで見たことのあるデザインに
なっていた。
そこで、専門家とデザイナーに会話をさせた。「2足歩行用にはもっと
しっかりとした腰が必要だ」「倒れてもモーターが壊れないように、肩には
プロテクターが必要だ」といった意見があがった。

 「知能をもつ4体のロボットが集団で闘う」

というコンセプトの基、基本となるデザインが完成した。
機動性は現実にあるローラー(ローラーブレード風)を用いた。
本来ならば、さらにココからデザインを洗練するのだが、今回は
この時点で、ロボット玩具の研究家にみせて、方向性が正しいか
問うことにした。
 集められたのはロボット玩具の重鎮達。アニメ制作会社社長、
大手玩具メーカープロデューサなど。
しかし、そこで出てきたのは厳しい意見ばかりだった。

「このロボットで思い入れができるのか」
「何を売るのか分からない」
「機能美までいっていない」

しかし、横井は自分のこだわりを捨てなかった。

「自分は”リアル”にこだわりたい。裏打ちされたリアルは
売り物になると考えている。」

顔を曇らせ、後ろ向きな意見ばかりだった専門家から、
少し前向きな意見も出てきた。

「ガンダム、マクロスを、戦争(という舞台設定)の中で超えるのは
不可能だ。超えるとすれば横井さんの言うような現実社会の中で
超えるしかないのかもしれない。」

横井の”原点を貫く”姿勢が空気をかえた瞬間だった。


●横井昭裕にとって「プロフェッショナルとは」
「素人が1000人集まっても1人の人にかなわない、その1人の人が
プロだと僕は思っているのですけれどもね。圧倒的に力の
差があるという、その技量、ノウハウを持った人が
プロフェッショナルですね。」
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2007年4月からゲーム業界の大手某社で働き始めた管理人 ねこきき が日々思うことの記録。業界に対する話や最先端技術的の話、プログラム話などをダラダラと書いています。

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