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 結婚式用のネクタイを買いに行ったら店がサラ地になっていた者です。


 せっかく上田文人さんについて書いていたのでもう一つ。
今回のソースはSCE公式サイトのインタビューです。


『ICO』『ワンダと巨像』の上田文人@PlayStation.com(Japan)|PS World|
http://www.jp.playstation.com/psworld/interview/200608/


>「それが、小学5年生で一度スランプになりまして……(苦笑)。
>それまでの僕は、絵はがきのようなキレイな絵。でも小学校も
>高学年になると、ただ美しく神社仏閣を描くだけではもう
>褒めてもらえないわけですよ。そこに描かれるモチーフやテーマが
>重要になってくる。コンクールの評価軸も変わっていくんですね。
>結局、そのスランプは、

>結局、そのスランプは、自分の考え方をそっちに合わせて
>コントロールするようにして、克服しましたが、けっこう悩んだ
>記憶があります」

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 多くの場合、芸術肌の人間は自分の作品が評価されなかった時
評価の基準や評価者を非難し「なんで分かってくれないんだ」と
なってしまいがちではないかと思うんですが、そこで冷静に
何が評価されるのかを分析し、対処するという行動を小学生の
時点で出来ていたというのが凄いですね…。



>その後の人生も、けっこう、ちゃらんぽらんなんですよ(笑)。
>だいたいは、“このままじゃいかん!”と思いたってから、
>進路を決めてるんです

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 上田さんの「このままじゃいかん!」と思った時のエネルギーには
凄まじいものがあるようで、高校3年になるときに大阪芸大への
進学を決意し、しかも独学で勉強して合格してしまったり、
『ソニーミュージックエンタテインメント アートアーティスト
オーディション‘94』で審査員賞を受賞してしまったそうです。



>「作品は、汚い網に囲まれた中に土を入れた小屋。土の下が
>機械仕掛けになってて、ラジコンで機械を操作できるんです。
>リモコンを操作すると、まるで何かが土の下にいるかのように、
>土をモコモコ動かしたり、何か動物が引っかいてるようなカリカリ
>という音を出すことができる。土の中にそういう習性の猫がいる
>という設定です。そして、いちばんの売りの機能は、小屋から
>外に向かって土を飛ばすこと。“これは何だろう?”と誰かが
>そこを覗いて眺めているタイミングで、観客に土をかけるという(笑)。
>僕らは、少なくとも人の記憶に残ることがしたかった。土を
>かけられた人が家に帰りますよね。そして上着を脱いでお風呂に
>入ろうとしたときに、なぜかポケットから土がパラパラ落ちてきたら、
>僕らの作品を思い出すだろうと。手段を問わず、“鑑賞者の記憶に
>残りたい”と思ったのが、それをつくったキッカケです。今まで
>つくったゲームと比べても、これが僕の中では満点に近い作品と
>いえますね」

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 凄い!”人の記憶に残る”ということを物理的な手段を
使って実現しちゃうところが凄いですねぇ…。
目的を実現する手段を考え出すセンスに優れているところが
こんなところからも伺えます。



>会社の中の1スタッフとして作業をしていると、作品の中で
>“自分ならここをこうする、こうしたい”というのがどうしても
>出てくる。もっとCG映像に適した設定や脚本がつくれる
>んじゃないか?僕はそういう作品を個人レベルでつくりたいと
>思って、『エネミーゼロ』が完成してすぐ、1年半ほどでワープを
>退社しました

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 ”CG映像のためのゲーム”という新しいジャンルに気づく嗅覚、
”それをを作れると思える技術力と自信”、”会社を辞めてまで
一人で作ろうとする行動力”、本当に全てが素晴らしいですね。
またSCEの面接で「自分の作品づくりもあるので、今すぐには
働くことができないんですが……」と言えてしまう度胸もある。
専門的な技術力はもちろん、センス、そして人間力を兼ね備えて
いるのが上田文人の強みと言えるのでしょう。
うーん…悔しい(笑)


>大切なのは、『信念を持って、自分の決めたことをやり遂げること』
>ですね。
 (中略)
>“大衆性があること”と同時に、そこに“作家の個性があること”
>がいちばん重要なことだと思います

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 以前にも書きましたが、働き出したら会社の歯車として毎日
同じような仕事をする事になるかもしれません。忙しさに追われて
目の前のことしか見えなくなるかもしれません。そんな中でも
志を忘れずに、自分にできることを考えながら仕事に取り組んで
いきたいと改めて思いました。
 これだけ独特なセンスを持ちながら、大衆性をしっかりと
意識しているのであれば、自己満足の作品が発表される心配は
なさそうですね。うーん…本当に隙がなさすぎる。

 上田さんは、このゲームがあふれた現代でも”新しい”ゲームを
産み出すことができる貴重なゲームデザイナーだと思います。
次回作はどんなものになるのか一ファンとして期待したいと
思います。



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【情報元】
『ICO』『ワンダと巨像』の上田文人@PlayStation.com(Japan)|PS World|
http://www.jp.playstation.com/psworld/interview/200608/

上田さん
 上田 文人
 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント
 ディレクター/ゲームデザイナー/
 アートディレクター
 代表作は『ICO』『ワンダと巨像』

テーマ:★ゲーム業界★ - ジャンル:ゲーム

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