世の中は決勝でのジダン退場劇が話題になっているようですね。
退場した選手がMVPに選ばれたというのもすごい話だと思います。
ただ、私としては中田の方が気になるので中田話題で語りたいと
思います。
TV番組「2006FIFAワールドカップ総集編感動フィナーレSP!!」の中で
「中田英寿がW杯終了後初めて語る引退の真実日本代表の未来へ
提言サポーターへ涙の激白」というコーナーがあり、そこに中田の
独占(らしい?)インタビューが放送されていたので、可能な限り
書き起こしてみました。
ビデオがないので生の放送を書き起こしたので、誤りなどもある
かもしれませんが、興味のある方はご覧ください。
中田の複数のインタビューが番組用に編集されていたので、ここでは
それらを時系列に並べなおしてみました。
●ワールドカップ開始前
<ドイツ合宿前>
【中田のコメント】
自分で限界を決めたら底が限界。サッカーだけでなく何事に対しても。
自分がもうだめだと思ったらもうだめだ。
そんなことは思いたくないですね。
今のチームに足りないものは、持ってるものを最大限に引き出す方法。
引き出せればワールドカップでも十分戦える。
まだまだ伸びる。
良い結果を出してる試合は皆が良いパフォーマンスをしている。
必死さを感じる、周りに伝わる試合が出来るときと出来ないときがある。
それを一番危惧していた。
嫌われ役になるのは、上から見ているように感じられて嫌だけれど
チームがよくなる方法だと信じてやっていた。
<ワールドカップ前 ドイツ戦後>
【試合内容】
2点を先制するも、追いつかれ、2対2の引き分け
【中田のコメント】
パス回しをきちんとすれば、強いチーム相手でも良い試合ができるという
良い経験になった。
<ワールドカップ前 マルタ戦後>
【試合内容】
1−0で勝利するものの、格下のマルタに対しては不十分な結果
【中田のコメント】
収穫はないですね。
どういうこと以前に、走らないことにはサッカーができない。
今日の試合を見る限り、準備ができていない。
気持ちの面で。
●ワールドカップ中
<ワールドカップ初戦 オーストラリア戦>
【試合内容】
1-0で先制するものの、後半ラスト8分間で3点を取られる
<ワールドカップ2戦目 クロアチア戦>
【試合内容】
川口がPKをとめるなど良い点もあったが、柳沢がゴール前の
ドフリーのシュートを外すなど問題も多かった。
【中田のコメント】
前半は危ない場面もあったが、自分達のペースでいけた。
DFラインをある程度高く保てたことが良かった。
<ワールドカップ最終戦 ブラジル戦>
【試合内容】
2点差以上での勝利が必要な試合
サントス→玉田→シュート と絶妙な展開から1点を先制
前半ロスタイム、ゴール前で中澤がボールウォッチャーになり
ディフェンスから目を離したすきにドフリーでシュートされ1−1に
1−1で前半終了
「キーパーだろ今の!キーパー出れるだろ!」と中田の怒号が
前半終了直後川口に飛ぶ
が、後半開始時には、川口を中田が出迎えるシーンも
後半
ジュニーニョのミドルシュートで、1−2に
ジルベルトのシュートで1−3
ロナウドのシュートで1−4
1−4で日本敗戦
●引退後のインタビューにて
【ドイツ戦を振り返って】
ドイツ戦、確かに良い形で試合をすることが出来た。
2点追いつかれたということを除けば。
ただ、ああいう試合をするポテンシャルは前からあった。
あれを続ける集中力がないのが日本代表。
【マルタ戦を振り返って】
「またやっぱりこうなったか。」
またかのなかにも、最後の試合なので、いつもよりも
焦りと失望感があった。
【オーストラリア戦を振り返って】
日本はDFラインが低ければ低いほど自分達のサッカーができなくなる。
高くたもてればたもてるほど自分達のサッカーができる。
ペナルティーライン付近から全く押し上げられなかった。
ラインを押し上げれば、ヘディングで負けても問題なかった。
ラインが低ければ低いほどヘディングに対するリスクは大きくなる。
【ブラジル戦を振り返って】
4−1の状態で、3点…5点とるなんて無理な話じゃないですか。
無駄なのをわかってプレイすることになる。
でも、やっぱりそこで止めちゃったら本当に意味のないもので
終わってしまう。
意味のあるものにするためには、「今何ができるか」を考える
必要があった。
走る事すらできないのなら、本当になにもできない事になってしまう。
自分にすら負けてしまう事になってしまうんじゃないかと思った。
【ワールドカップを振り返って】
今回のワールドカップは本当のワールドカップだった。
全力を出したワールドカップだった。
それがこういう結果でおわってしまう、…悔しかった。
それプラス、やっぱり、これが最後になってしまうのかっていう
想いがあった。
本当に、かっこいい幕切れじゃないし、まぁ、どういう
感情というか、色々な感情が一緒にでてきて、どういう感情か
自分でも今説明できないですけど。
今回ほどサポーターを強く感じた大会はなかった
今回こういう形で、ちゃんと挨拶できないことは一番悔いが
残る終わり方だと思っていた。
が、そうしなければならない状況だった。
インタビューで伝えるものではない。冷たく見えたかもしれないが
感謝していた。直接僕が見えない人たちに、どういう形で伝えるのが
良いのか悩んでいる。
上手く伝われば良いと思っている。
こういう結果で終わることは悔しい
本当にかっこいい幕切れじゃないし、まぁ、どういう感情というか
色んな感情がいっぱい出てきてどういう感情か、自分でも
説明できないですけど…。
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ブラジル戦の中での中田の想いは非常に象徴的ですね。
有用な方法が何一つ見つけられない中で、自分の行動を
無駄にしないためにはどうしたらいいのか。それを考え
今の自分にできるベストな事を、無駄だと思っていても
精一杯やりきる。こういう姿勢が人の心を動かすのでしょう。
中田は自分の幕引きについて、自信を持っていない
ような発言をしていますが、私は十分だと思います。
日本のサッカー界を考えた場合、今回の方法が最善かどうかは
難しい問題です。しかし、ある一人の人間に対するメッセージ
としては最高の形のプレゼンテーションになったのでは
ないでしょうか。
中田が自らの行動、生き様で示した「かっこいい」お手本。
一人の人間として、是非、見習いたいものです。
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●中田英寿 現役引退
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