HIDECHAN! ラジオ 第82回 (06.07.05)
<13′15″付近>
(”ゲームデザイナーが何をしているか”がユーザーに伝わらない”
という話の中で)
(小島)
「それがねぇ…結構多いんですよ。
今日も面接をしてて、学生さんに言われましたよ。
『小島さんって普段何してる人なんですか?』って。
(稲葉・神谷・トジーン)
「あっはっはっはっは」
(小島)
「あ〜れ?そんなこと言うて欲しないなぁ。と思って。」
(稲葉?)
「あっはっはっは。」
「もうそんな存在なんですね。」
(小島)
「いや〜ラジオでも良くあるんですよ。『小島監督の仕事の内容を
教えてください。』っていう…なんぼ言ってもちょっと分かって
もらえないですけどね。」
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コナミは就職試験の時に受験するプロダクションを選んで
受験しました。ということは小島監督が面接にいるのは
分かっていたはず…。それなのに小島監督がどんな仕事を
しているのかを質問するとは…。
カナリの大物か、トンでもない間抜けかのどちらかですね(笑)
<14′32″付近>
(トジーン)
「小島監督は常に『最後は妥協や』っておっしゃいますもんね。」
(小島)
「僕は〜…妥協しかないでしょう。」
(トジーン)
「『そこをわかれ』ってねぇ…ある種叱られたりもするんですよ。」
(小島)
「それね、スナッチャーの記憶があってですね、あれが非常に僕を
変えたんですよ。その半分で打ち切られたっていうのがあって。
んで、その後ポリスノーツもだいぶ…自分がプロデューサーじゃ
なかったのでバジェットも教えてもらえないし、人も雇えなかった
時代があって。もう2年ぐらいどうしようもない時代があった
んですよ。」
「んで、メタルギアソリッドの時に会社作るっていうので、
自分がプロデューサになったら自分で決めれるじゃないですか。
”いついつに発売で”とか。”その為にはどんなけお金が要って、
どういう人を何人雇ったら良い”っていうのがあってぇ。」
「それからですねぇ…ちょっと変わったのは。考え方が。」
「それ以降はもう発売日は守ってますわ。遅れたことは一度も
ないですけど。」
(稲葉)
「それは凄いですね。」
(小島)
「遅れてるやつは僕がプロデューサーをやってるだけの…(笑)」
(稲葉・神谷)
「あははは(笑)」
「神谷さんも…一回プロデュースをやってみたら、もしかしたら
違う世界にいけるかもしれない。」
(稲葉)
「僕ね、でもクローバーの中でプロデューサーやらしてみたいのって
神谷なんですよ。その納期云々じゃなくて、感性がやっぱり
要りますから。両方やってっていうのは面白いとは思うんですけど。」
(小島)
「仕掛けができますよ!あの…”こういう発売をしたい。”とか
”こういうパッケージで、こういう値段付けをして”とか。」
(稲葉)
「でも、僕はまだその器ではないですね。神谷をプロデューサーとして
扱う器ではないですね(笑) 何しでかすかわかんない(笑)」
(神谷)
「でも、もしもボックスがあったらやってみたいでしょ?」
(稲葉)
「うん。『もしも神谷がプロデューサーだったら』って?(笑)」
(小島)
「カプコンさんはプロデューサーが育つ…」
(稲葉)
「でもプロデューサーって育つもんじゃないって思うんですけどね。」
(小島)
「そうですよね。」
(稲葉)
「なんかプロデューサーに適してる奴がいて、とってこないと
って思いますよ。本当に。」
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まずは妥協について。
仕事として制作に関わる以上、やはり納期との戦いになるんでしょうね。
どこで妥協するのか、そして妥協するにしてもどの部分で妥協するのか。
そういうバランス感覚に優れた人だけが生き残っていく世界なのかも。
プロデューサーについて。
稲葉氏も小島監督も、プロデューサーは育てるのではなく才能が重要
という考えで一致しているようですね。
やはり制作に関するセンスや製作工程全般を見る姿勢などは
現場で育つものではなく、現場に入るまでの生き方の中で身について
くるものだという事なのかもしれません。
<18′23″>
(神谷氏がMGSを『鼻に付く』という表現で”褒めた”後)
(小島)
「大神も鼻に付くんですよ。」
「ビューティフルジョーは鼻についたんやけど、ちょっと違うベクトル
やったんで許したろうと思ってんけど、大神はちょっと許されへん。」
「『なんでこんなに気持ちがええねん』っていう話でねぇ…。あれは
腹たったねぇ。あれをやって良いのは宮本茂…やったら許せたんやけど。」
「だってバイオ2を作りやで、デビルを作り、んで大神が作れるって
いうのはちょっと許されへん。懐具合というか、引き出しの数
というかね。」
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お互い”鼻に付く”と言い合いながら褒めているのが製作者らしい
表現だなとニヤリとさせていただきました。
それにしてもココでも小島監督の”もう自分の人生は限られている
んだから、早く(MGS以外の)他のゲームを作りたいんだ”という
想いがにじみ出てますね。
<19′50″付近>
(小島)
「神谷さんが不思議なのは…っていうか羨ましいのはですね…。
続編、全部ヒット作でしょ?(中略)オリジナルの一本目を作って、
それ以降は関与してないっていうね。ココが一番腹立つんよね(笑)」
「僕ず〜っと4とか作ってるからねぇ。」
「コンテンツを作って、増やしていきたいんですよ。何も2,3を
やったら増えないじゃないですか。」
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ここからも小島監督の焦りが伝わってきます。
小島監督は小島プロダクションの中途採用のためのページで
「ゲームは今、クリエイティビティーの面で危機に瀕しています。」
と述べています。またクリエイティブオフィサーメッセージとして
「「ゲームソフト」という狭義な枠組みから脱却し、「デジタル
エンタティメント」という新世代的市場への飛躍を目指します。」
とも述べています。ゲーム業界全体を考えて、そして自分の
残された製作者としての時間を考えて、自分の中ではやってみたい事
やりたい事があるのに、会社のシガラミで続編を作らざるを得ない。
日々そんな葛藤、焦りと戦いながらMGS4を制作されているようですね…。
<21′58″付近>
(神谷)
「やっぱりねぇ…やりたい事をやりたいじゃないですか?」
(トジーン)
「それは続編を…っていうことですか?」
(神谷)
「そうですね。やらないんだったら【ピーっ】ですよね。」
(小島)
「あぁ…そうですよね。」
「んで…まぁ【ピーっ】物凄い良かったですよね。」
【ピーっ】【ピーっ】
【ピーっ】
【ピーっ】【ピーっ】【ピーっ】
(全員)
「あーっはっはっはっは(笑)」
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最後のほうはもう【ピーっ】ばっかりでなんのこっちゃ
分からない感じになってるわけですが(笑)、21′10″ぐらいから
再生していると、21′12″ぐらいで「ウィー【ピーっ】もねぇ」
と聞こえるような気がしませんか?(気のせい?(笑))
話の流れや、これまでの小島監督の話からすると、続編(MGS)を
やらないならウィー用のソフトを開発したいという内容で
Wii Sportsが物凄い良かった。という内容を言っていたんでは
ないかと推測できなくもないのですが…。
E3レポートでもWiiをべた褒めしたり、Wii用にアイデアがあるという
話もされていましたし…。
どうでしょうか?(笑)
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【情報元】
●HIDECHAN! ラジオ 第82回 (06.07.05)
http://www.blog.konami.jp/gs/hideoblog/2006/07/05/index.html
【出演者】
小島氏(監督)
小島 秀夫
株式会社 コナミデジタルエンタテインメント
執行役員 クリエイティブオフィサー
小島プロダクション 監督
稲葉氏
稲葉 敦志
クローバースタジオ(株) 代表取締役
大神 プロデューサー
神谷氏
神谷 英樹
大神 ディレクター
トジーン氏
戸島 壮太郎
小島プロのヴィン・ディーゼル
MGSサウンドスタッフ サウンド制作部マネージャー
テーマ:★ゲーム業界★ - ジャンル:ゲーム
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