革命的なゲームになる”ハズだった(?)”ゲーム newtonica
ウマいかどうかも分からなくても、コーヒーには金出しちゃいます…。
ゲームも割とそれに近いかも…だからお金貯まらないのか(笑)
先日も「最新型 携帯ゲーム機 買いました!」で少し触れたiPhone用ゲーム「newtonica」。
開発者の青木@蔵さんから、レビューを書いて欲しいとリクエストを頂いちゃったので、調子にのって書いちゃいます。
■出会い
「下の記事を読んで、iPhone本体を買おうと決意した」といっても過言じゃないぐらい、newtonicaは自分にとって大きな存在でした。
・愛するiPhoneのために飯野賢治と作ったゲーム『newtonica』(1) | WIRED VISION
”あの”飯野賢治がiPhone用に新しいゲームを作る
あまり色々と評判が良くない飯野賢治ですが、個人的には大好きです。
「何かやってくれる」気がするから。
「ゲーム」という本の中で、彼はカセットに曲を吹き込むアートをやったと書いてました。
電車に乗った瞬間にウォークマンのプレイボタンを押すと、ちょうど駅に着いたときに曲が変わる、エスカレーターに乗ると曲が変わって、エスカレーターを降りると曲が変わる。乗り換え電車を待っていると曲が変わって、その電車に乗ると曲が変わる。駅に着いて降りて、ロッテリアの前を通るとまた曲が変わる。
これ、スゲーと思ったんですよね。
その風景と曲が連動しているシーンを想像しただけでも震えるような。
そんな飯野賢治が、新しいデバイスiPhoneで音楽関係のゲームを作る。これは期待しないわけにはいかないぞ。と。
しかも、上の記事を読むと、根っこのコンセプトは「クルクル回ってさ、さらにキラキラ光って、ガンガン音が鳴ってれば、楽しくはないかも知れないけど、気持ちいいんじゃない?」だと。
こりゃきっと、『触れば触るほどカッコよくってキモチイイ音楽が、ガンガン流れてハイになれるゲームになってるに違いない。』と。
『ゲームと音楽の新しい形の融合をきっと見せてくれるに違いない。』と。
■いざダウンロード
そして、いざダウンロードしてプレイ。
…。
すごく…残念です…。
上のような経緯もあり、自分が期待していたのは「さわれる音楽ゲーム」「音楽を知らず知らずに操っちゃうゲーム」
iPhoneのタッチパネルを使うわけで、ミラーボールのような玉をくるくる回しちゃうんだから、そりゃーもうドンドン自分の操作で気持ち良い音楽になっちゃうんだろうなと。
ところが、実際にあったのは単純なアクションパズルゲーム。
音楽は、確かに状況によって変化するようだけども、それは上手く同じ色を合わせられた時。自分がどれだけ回したかとかは関係ない…。
「音楽を操るゲーム」ではなく、普通のゲームでした。
すごく残念。
★良かった点
・音楽かっこいい
・なかなか気持ちよく動かせる
・割と新しいアクションパズルゲーム
★残念な点
・自分が音楽を操っている感覚が皆無
・音楽が飽きる
・上達のハードルが単純(ほぼない)
・難易度曲線が緩やかすぎる
・デフォルトは縦操作にするべきでは?
この時代に新しいアクションパズルというのは凄いとは思います。
しかし、期待していた「音楽を操るゲーム」ではない。この一箇所だけですが、それが非常に残念でならなかった。
初のiPhoneゲームということで非常にマスコミの注目も集まるのに、そこで革新的なゲームをプレゼンテーションできなかったのは致命的ではないかと。もったいない。
ゲーム自体は、降ってくる隕石の色を見て、その色と同じような配色に球の表面の色を変えるゲーム。
○○みたいなゲーム。と表現できないあたりは、本当に新しいからなんだと思います。
ココは純粋にスゴイと思います。
コノ手のゲームは、トランス状態になってこそのゲームだと考えています。無心でガンガンやってる瞬間が超キモチイイのが理想。
しかし、音楽が基本的にほとんど変化なし。なので上手くトランス状態まで誘導されません。
また、割と短いスパンでレベルが上がってリセットされるので、トランス状態が解除されてしまいます。
「ウマく出来た状態が継続」=「トランス」なのに、「ウマく出来れば出来るほど終わりが近づく」ツクリなのはいかがなものか。
さらに、難易度曲線がわりと緩やかなので、トランスするまでの時間がカナリかかります。ダラダラとプレイしているのがメンドクサイ…。
これはターゲットをライトユーザーに合わせたからかもしれませんが、それならスペースヒヨコのようなものをもっと用意するべきだったかと。
「上達のハードル」というのも大切で、「ぷよぷよ」なら「連鎖」に「折り返し」。こういった自分で設定できるが(クリア)できないハードルがあるからこそ、プレイ継続意欲が出るというもの。
ところが、newtonicaにはそれがない…。
隕石も一定のパターン(このレベルのときはなるべく上に赤を置いたほうが良いとか)で降っているようには見えないので、自分で上達する道が設定できません。
トランスしたくてもトランスまでに時間がかかるし、その他に継続意欲を掻き立てるモノがあるわけでもない…。
という感じで、残念でした。
自分の期待が「音楽を操れるゲーム」「新しい音楽ゲーム」だったので、この点は非常に残念でした。
新しいアクション(パズル)ゲーム。iPhoneならではのアクションゲームという点からは割と良いと思います。
iPhoneで触って遊べるゲームという点では、まずまずなんじゃないでしょうか。継続意欲に乏しいのが厳しいですが。
やりようはあったと思うんですよね。例えば
・上方向に回せば回すほどBGMのテンポが速くなる
・下方向に回せば回すほどBGMのテンポが遅くなる
・タッチしながら上(下)に回せば回すほどBGMのピッチが高く(低く)なる
・操作に応じて楽器が増える(減る)
とか。
ゲームの難易度と関係ないところで、ユーザーに無駄な遊びをさせる。それだけで音楽を操るゲームになったのに。と思うわけです。
処理負荷とか、ただそれだけじゃ格好良くなるか微妙というのは大問題なんですが。
それでも、音楽を操りたかった。
うーん…。本当に残念です。
■プレイ実績
・総プレイ時間
2〜3時間程度
・最高スコア
Score 11256
Level 45×100=4500
Bonus 5*50 = 250
Total 16006
# 1
イーノ違いですが、iPhoneアプリ「Bloom」の方がまだ理想に近かったかも?
これはもうゲームでも何でもないので比較しようがないですが。
315円にしては割と良い感じ。
# 2
飯野賢治が岡本吉起に「2流」呼ばわりされたのが話題になっていたんですね。
全然知りませんでした。
やじうま根性で少し調べてみると
・TGS'98 「危険なクリエイター・トークバトル」というコーナー
・参加者は以下の4名
飯野賢治
岡本吉起
小島秀夫
水口哲也
だったんだそうな。
そのときの他の人の話とか、他の内容の方が気になるなぁ。
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