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 小銭をいくら払うか考えすぎて、お札を渡すのを忘れる者です。


 私の好きな番組に「たかじんのそこまで言って委員会」という番組があります。
東京で放送されないのを良い事に、ちょっと過激な事を暴露してもらっちゃおうという主旨の番組で、真偽の程は分かりませんが色々な裏話が過激に面白おかしく放送されています。
そういった自分の知らない社会の裏側を知るのが楽しくてついつい見てしまいます。

 しかし自分の知らない裏事情に遭遇すると、自分は無知なんだなぁと思い知らされるとともに、自分の無力さを痛感させられます。
そういった場面に遭遇すると、”自分はどのスケールで生きていくべきなんだろう”と考えたりするわけです。

 国民を守るためのように聞こえる法律が、実は政治家や官僚を守るための法律だったり、日本国民の利益を実現するためのように見える法律が、実はアメリカの圧力応じただけのものだったり…。
フツーの一国民は結局のところ政治に対して何もできないんだなぁと。
 何も知らず、何もできず、いちサラリーマンとして働いて、リタイアして、死んで、それでいいのかなと。

 そんな中で一番現実的な方法はメディアじゃないかなと思ったりします。
陰の部分を白日の下にさらす事で浄化を期待する。あくまで最終的な部分は他力本願ですが。
報道番組はモチロンの事、この「たかじんのそこまで言って委員会」のような暴露系の番組のように。
 メディアであっても「イラクからの撤退は一斉にする」というような談合みたいなモノがあったり、あるある大辞典のような虚偽報道といった問題はあるわけですが。



 メディアの一つに写真報道というものがあります。
 今日のゲストに「不肖・宮嶋」で有名なカメラマン、宮嶋茂樹氏がいました。
(公式HP:http://www.fushou-miyajima.com/)
宮嶋氏は「金正日のシークレットブーツ疑惑」や「金正日の増毛疑惑」、「東京拘置所収監中の麻原彰晃」などの写真を撮影したカメラマンですが、実際に危険な戦地に赴いて写真撮影をしたりするプロカメラマンです。

 そんな宮嶋氏の印象的な言葉は「ペイするかを考えて取材に行く」「取材に行く前に(どんな写真であっても公開しようと)心に決める」というものでした。
写真で生活している以上、それを売ってお金にしているという事だから、それがペイするかどうかを毎回考えなければいけない。そして、倫理的に問題があったとしても写真は公開するんだと心に決めなければいけない。どちらもプロなんだなぁと感じさせる言葉でした。


 またその中で、(これは宮崎 哲弥氏の言葉でしたが)報道か命かという究極の選択は常に付きまとい、(報道を優先しなければならないかもしれないという)業を背負っている商売だと意識しなければいけないという主旨の話がありました。
 その例として「ケビン・カーター」氏の「ハゲワシと少女」という作品が話題になりました。

・Wikipedia
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%93%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC

 Wikipedia(なので真偽の程はわかりませんが)によると「この少女のすぐ側には母親がいて、少女の生命は少なくともハゲワシによって危険に晒されていたわけでは無かった」そうですが、ケビン・カーター氏は自殺してしまったそうです。

 報道においてどちらを優先するべきなのかという話ですが、これは何にでも通じる話なんじゃないかなと思います。例えばゲームの残虐な表現なんかに関しても。


 非常に難しい問題ですが、その報道から得られる効果と自分がその瞬間にできる事の効果を天秤にかけて選ぶ必要があるんじゃないかと私は思います。
そこで報道による効果の方が大きいと判断できたのであれば、報道活動に専念しても良いんではないかと。

 こういった自分が知らなかった事を知るとなんだか得した気分になるんですよね。
これが「たかじんのそこまで言って委員会」を好きな理由と重なるのかもしれません。




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